講師:大安禅寺
副住職:高橋玄峰様
演題:楓葉は霜を経て紅なり
サブテーマ:心の花を咲かせましょう
①「楓葉経霜紅」楓葉は霜を経て紅なり
楓の葉が、冷たい霜をまとい燃えるような赤に色づくように、人も苦しい事を経験してこそ人生は豊かになる。
・祖母の話「渋柿の 渋がそのまま 甘まかな」 古歌
◆プラスマイナスゼロと言う考え方ではなく、禅はプラスマイナスの出来事全てが自分の原動力である。
【プラスマイナスどんなご縁も私の原動力】
②「縁をどう捉えるか?
帆掛け船に例えて
→帆掛け船の原動力は「風」である 「風」=「ご縁」
例えば、それを帆掛け船で考えてみましょう。帆掛け船の原動力は「風」です。「風」無くして船は進みません。しかし「風」も様々で、都合よく順風満帆とはいきません。ある日、大嵐の遭遇したとします。嵐にも関わらず、帆を目一杯張れば船は暴れ沈没してしまいます。自分勝手に風任せ、環境任せでは安全な航海はできません。ではどうすれば良いのか。
帆を調整し風を操る「船主」に目を向けなければいけません。その船主が帆を張ったり閉まったり、向きを変えながら、時には嵐をやり過ごすことで、初めて帆掛け船として活きていきます。このように「風」を「ご縁」、「船主」を私達の「心」と置き換えると、人生にも同じことが言えます。風の問題で迷いや安心が決まるのではなく、船主の問題だということです。順風であろうと逆風であろうと生かすも殺すも、その動きは船主である”わたし”の心にあります。
③「心の天秤」
④天気予報聞き逃したる一日は雨でも晴れでも腹が立たない(『サラダ記念日』俵万智)
⑤光明には表裏無し。自分を生かす、自ら輝く。
「人は皆、輝く(幸せな)存在でありたいと密かに願っているし、時には輝いている存在になっていると思うときもある。しかし、その輝きは、何か他の光源に照らされていることによっての輝きである場合が多い。自分を輝かせてくれている光源が、たとえ太陽の大きな存在であったとしても、他に照らされて輝いているものは、半面に影(不安)をともなう。それに反して、自ら輝いているものは、たとえそれが小さな灯火であったとしても、どこにも影をともなわない。自ら輝ける存在であることに目覚めよ」 盛永宗興老子の話 (『禅語に学ぶ』栗原正雄)
⑥「ただいるだけで」
あなたがそこに ただいるだけで その場の空気が あかるくなる
あなたがそこに ただいるだけで みんなのこころが やすらぐ
そんなあなたに わたしもありたい (『にんげんだもの』相田みつを)
講師:妙感寺 副住職 金井恒道様
サブテーマ「ドラマチックな仏教」
御縁とは、因緑生起である。
皆様は、明智光秀公についてどのような人物であったと思われますか。大部分の方が、主君織田信長を討った逆臣のイメージが強く、悪い人であると思われている方が多いと思いますが、明智光秀が五年間わたり苦労して始めた亀岡市(桑田群)福知山市(天田群)においては、良作をもたらす領主として領民より絶大なる支持を受けていました。明智光秀は安土桃山時代の武将で、美濃の土岐氏の支流の生まれと言われています。謎多き人物として知られています明智光秀について、誕生から終焉まで明智光秀生涯の出来事について、ご説明します。
2019年9月27日(金)常高寺本堂にて
講演者:丹波福知山明智光秀公研究会 西雄直樹氏
【感想】
明智光秀は謎の多い人物であることが、今日のお話で分かりました。
特に、日本の歴史上最大の下克上として、本能寺で織田信長を討った明智光秀は、知性に長けた「武将」であり、領民から慕われる「統治者」であり、当時の武将は多くの側室を持ち、子供たちを政略結婚に使うのが普通でしたが、生涯ただ1人の女性を愛した「愛妻家」であるなど、様々な顔を持っていたそうです。どうして明智光秀が本能寺の変で、織田信長を倒したのか、その真実はいまでかって分かっていないようです。
以上
講師に小山貴子氏を迎えて、「俳人 尾崎放哉と小浜・常高寺」と題して講演が行われた。
特に有名な「咳をしても一人」といった、「自由律俳句」が皆さんもどことなく聞き覚えがあると思います。俳句の知らない私ですが、えーこれが俳句とびっくり。俳句は「5・7・5」だけと思っていた。この俳句からもわかるように、波乱万丈な生き様をしながら苦しみの中でも、多くのすばらしい俳句を作って世の中に出しました。その中でも、わざか2か月という短い期間でしたが、常高寺へ寺男として住みこんでいた中でも、多くの俳句を作りました。
「背を汽車通る草ひく顔あげず」や「豆を水にふくらませて置く春ひと夜」等
講師 : 米原市教育委員会 高橋順之様
最初に法要が行われました。
お初仙石浪漫フェアー実行委員会の方々も参加して頂きました。
講演会
1.京極氏の流れ
2.京極道誉(高氏)の生涯(『太平記』)を中心に)
3.京極道誉関連の史跡